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気密性について

こんにちわ♪

今回は“気密性”について説明していければと思います。

最近、住宅情報を見ていると“気密性”という言葉をよく聞きませんか?

高気密・高断熱というフレーズはどのHMもうたっているのではないでしょうか?

目次

気密とは

まず気密とはなんぞや?ということを説明させていただきます

気密性とは別名“C値”と呼ばれています

ネット上でも“C値がなんぼやった“、“僕の家はC値なんぼ“とかそういう記事をよく目にします

相当隙間面積といい、延べ床面積あたりの隙間量(㎠/㎡)を表します

C値(㎠/㎡)=家全体の隙間の合計(㎠)÷建物の延床面積(㎡)で計算できます

簡単に言えば“家の面積に対しての隙間”がどれだけ空いているかということになります

気密性が高い家=隙間が少ない家ということです

しかし、この気密性という言葉が取りだたされ始めたのは割と最近のような気がします

30年くらい前に実家を建て替えたときそんな話全然なかったと親が言っていましたしね(笑)

なぜ最近になって騒がれ始めたのかというと2003年の建築基準法の改正で24時間換気の設置が義務付けられたことがきっかけになるのではないかと思います

そう、何を隠そう気密と換気はすごく大事な関係にあるのです

気密と換気の関係

昔の家の換気について

私たちが住む日本という国は、四季を感じることのできる気候の国です

季節の到来を肌で感じそれぞれの季節を楽しむことができます

今は昔ほど四季を感じれる気候ではなくなってしましましたが、昔の日本の家はこの四季とうまく共存していく造りになっていました

春秋は過ごしやすく、夏は屋外の涼しい空気を屋内にとりいれ、冬は火を焚いて暖をとる

分厚い藁の屋根は太陽熱を防ぎ、風を通し、深い軒は日射により室内の温度上昇を防ぎます

昔の家は換気というより、夏を涼しく過ごすためにより多くの涼しい空気を屋内にとりいれるような造りになっていました

そしてより多くの空気を通すことで躯体の木造部分を乾燥させカビなどが発生せず長持ちしたとも言われております

しかし、日本の家もその時代にあった建て方に変わり、温暖化による気温の上昇などから風を通す家から外気を入れない家に変わっていったんだと思います

風を通すという考えが、今は“換気”という形に引き継がれています

今の家の換気

今の家は昔の家と比べ雲泥の差で、隙間が少ないです

外で少し風が吹こうが家の中にビュービュー風が入ってくることはあまりないと思います

窓を開けて換気をする際もそうだと思いますが、窓を一か所開けただけでは風は入ってきません

二か所開けて風の道を作ってあげることにより、風が入ってくることでしょう

家の中の空気は今ある分より増えることはありません

風をとおしたいのであれば、入ってくる量と同じ量の空気を逃がしてあげなければなりません

風が強い日に窓を一か所だけ開けても思ったほど風は入ってこないと思います

しかし、強い力で家の中に入ろうとするので、どこかにある隙間から家の中の空気がちょっとずつ追い出されるので多少は入ってくるでしょうけどね(笑)

試したことはないのですが、今の高性能な家(気密が高い家)でずっといたら二酸化炭素濃度が高くなってぼーっとしたりすんでしょうか?(笑)

それよりも、室内に使用した壁紙やドアなどから発生するホルムアルデヒドやトルエンなどの化学物質が隙間風が無いゆえに屋外に排出されないことが原因となり、人体に影響を与え、頭痛や目のかゆみ、鼻水、喉の痛みなどの症状を訴える人が増え始めました。

これがシックハウス症候群と呼ばれているものです

そのため、2003年にシックハウス対策の法令等ができ、それ以降の建物では、指定された化学物質を発散する建築材料に使用量制限が設けられ、機械式換気で24時間連続して強制的に運転し2時間に1回家の中のすべての空気を入れ替えることが義務付けられました

これが24時間換気と言われるものです

ですので、今から建てる家はすべて換気扇(機械式)により強制的に換気が行われる家になっています

気密性との関係

24時間換気の義務化により、換気と気密性との関係はより一層大事なものになりました

基本的には換気の種類は“第一種換気”、“第二種換気”、“第三種換気”という種類があります

戸建ての場合は“第一種換気”か“第三種換気”になります

どちらも、換気扇(機械式)によって換気を行っています

換気扇によって空気が強制的に外に排出されるということは、風の時の例とは逆の現象がおき、家の中に空気が入ってこようとします

その状態のことを“負圧”の状態といいます

負圧の状態で入ってくる空気を機械式にして強制的に給排気のバランスをとるのか、自然給気にするのかの違いが一種と三種の違いになります

今は自然に空気が入ってくる自然給気を使用する“第三種換気”を例に考えたいと思います

機械で空気を強制的に外に出すことによって、穴から自然に空気が入ってくる・・・ということは隙間がたくさんあればその隙間から空気がたくさん入ってくるということです

それだけの問題で言えば、隙間から空気が入ってくる際に虫なども吸い込まれて入ってくるということくらいでしょうか?(笑)

しかし、今の換気には換気計画というものがあります

簡単に言えば、換気はここにして、給気はここにして、と効率よく家の空気が入れ替わりやすい位置に換気扇も給気口も配置します

ところがです、気密性が悪く換気扇のすぐ近くで大きい穴が開いていたら、本来入ってきてほしい穴からではなく、より換気扇近くの穴からジャンジャン空気が入ってきてしまいます

その状態で家の中の空気が入れ替わると思いますか?

そう、答えは入れ替わりません。換気扇の周りだけの空気が入れ替わり続けます

設置義務はわかるのですが、気密性が悪いと本末転倒ではないでしょうか?

この家の中の空気を計画通りに流し、家の中の空気をきちんと入れ替えるためにも気密性はとても大切なのです

まとめ

簡単に気密とは何かをお伝えしてきました

今回は気密のことを重点的にお伝えできたらと思っておりましたが、半分くらい換気の話もしちゃいましたね(笑)

と、いうくらい気密と換気は切っても切れない縁なのです

家を建てる際、気密性や換気の種類や断熱材の材質など、このうちひとつだけ力をいれればよいというものではありません

すべてがバランスよく設置されることにより快適な暮らしができるということです

実際、高気密と謳いながら気密の測定をしていない会社さんはたくさんあります

今までの実績でというのもわかりますが、私だったら自分の家の気密性がどのくらいなのかという情報は知りたいですね

実際に住んでみて快適じゃなかった場合、ショックだと思うので(笑)

家を建てる際、ほとんどのかたは知らないことばかりだと思います

だけど知らないことを知らないままでいくより、いろいろ知って自分で選んだほうが愛着がわくと思います

ちょっとでもこれからの家づくりを始めるかたの参考になればと思います

※画像お借りしております

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